ホーム > 天津でよく聞く教育相談 > 字が汚い子供、どうすればきれいになるの?

字が汚い子供、どうすればきれいになるの?

Q.ご質問
小学3年生の娘がいます。いつもいつも殴り書きのような字を書きます。それを見るたびに「きれいに書きなさい」と言うのですが、なかなかきれいになりません。どうすればいいのでしょうか。

A.回答
日本・中国以外の外国にいるJOBA職員と話をしてみると、美しい字にこだわるのは、世界で日本と中国ぐらいなのではないかと思います。英語圏から日本に帰国したお子さん達は、中1になってから英語のアルファベットの書き順を1画1画習う子供達を見て、とても滑稽に思うようです。もちろん、アルファベットに正しい書き順はありません。

さて、ご質問についてですが、JOBAでも字がザツなお子さんはとても多いです。鉛筆を持ち始める幼稚園・小学校低学年のうちは、まだ変な癖が無いので比較的簡単に矯正することができますが、大きくなってしまうとなかなか直らなくなってしまいます。

特に、女の子の場合、小学校高学年から「ギャル文字」といわれる女子中高生がよく使う字体をわざと書くようになるお子さんは多いです。字が雑な女の子の成長を見ていますと、小学校高学年ぐらいになって自分の字が汚いことに気付く→普通の字は書けない→ギャル文字ならば字の汚さがばれない→ギャル文字の練習をするようになっていくようです。

では、どうすれば直すことができるのでしょう。字の汚さには様々な要因が考えられます。以下のうち、お子様にあてはまる点はないでしょうか。

  • 鉛筆を持つ指先に力が入りすぎている・・・力を込めているということは、丁寧に書いている証拠なのですが、だんだん面倒になってしまい、雑になりがちです。力を入れなくても書ける「B」の値が強い鉛筆に、一度変えてみてはいかがでしょうか。
  • 鉛筆の持ち方が悪い・・・鉛筆の正しい握り方は、文字を書く力具合を一番調整しやすい握り方です。これができていない場合は、正しい握り方に矯正したほうがいいでしょう。
    最近日本では、正しい握り方になりやすい鉛筆のグリップや、手に馴染みやすい上に消しゴムで消すことのできるボールペンなど、字を丁寧に書く為の商品がいろいろと開発されています。日本一時帰国の際には、文房具店で目を向けてみて下さい。
    様々な商品が出ていますが、昔から鉛筆の握り方に一番良いとされているのは、「三角鉛筆」(真上から見たときの形が三角形の鉛筆)です。
    また、握り方だけでなく、鉛筆のどの辺を持っているのかも大切です。
    極端に下、または極端に上の方を持っている場合は、正しい位置を持つように促してみて下さい。
  • 書き順がめちゃくちゃである・・・書き順は、その字を美しく書くために決められた順番です。学校の先生によっては、書き順をなおざりにする方もいます。新しい漢字を習うときには、正しい書き順も一緒に覚えるように促して下さい。
  • 文字を速く書こうとする・・・よく言われることですが、字が「下手」なのと「ザツ」なのはちがいます。下手な字でもじっくり書けば、汚くはないはずです。急がずに「ていねいな字」を書くよう促して下さい。書く速さは、成長と共に身についていきます。②も含め解決するためには、「書写」をお勧めします。字が汚いお子さんは、文字というものに向き合ったことがありません。
    時間を十分にとって正しい文字に向き合わせてみて下さい。
    習字を始めることや、教科書の字を罫線に写す練習をするのがよいでしょう。

手遅れにならないうちに、早めの習慣づけをお勧めします。

 

(フリーペーパー「友」 2010年1月号掲載)

2011年度「JOBA学校フェア」ご協賛企業
海外・帰国子女を応援しています! PanaHome住友林業
  • JOL会員へのご登録はこちらから

過去の記事はこちらから

ページトップ